3/26(金) 十勝うらほろ樂舎主催の「福業×地方創生シンポジウム」に、BATON+メンバーのみぽりんこと、小谷美帆が登壇しましたので、その内容をご紹介します。
テーマは、「ワークキャンプが産んだ企業の今 BATON+」です。

●BATON+はどんな企業?
【小谷】:こんばんは。BATON+では、福業として広報を担当しています。
BATON+は一言で言うと、「木工製品の加工販売をしている会社」です。
成り立ちは、2017年「うらほろワークキャンプ」がきっかけでした。
「うらほろワークキャンプ」は、北海道十勝の浦幌町で、地域の課題解決を行ったり、持続可能な地域をつくるためにどうしたらいいのかを、1年間かけて検討する取組みでした。
参加したのは、浦幌町の方と、企業人として民間企業のロート製薬・ヤフーの社員でした。

「うらほろワークキャンプ」では、実際に浦幌町に5回ぐらい行って、どんな町なのか、課題は?、やりたいことは? を考えていきました。
「うらほろワークキャンプ」の中でも、課題や実現したいことによっていくつかのチームにわかれ、その中の1つ「木工DIYチーム」が、最終的に木材に付加価値をつけて加工販売する会社BATON+を設立することになりました。

木材加工販売のきっかけは、浦幌町の産業の1つの柱である林業において、50年もかけて育て採った木が、数千円でしか取引されないことに課題をもち、自分達で付加価値のついた商品にすることができないかと考えるにいたりました。
地域資源(木材)をいかして、持続可能な地域作りができるように、また地域のこどもたちにとって魅力的で就きたい仕事作り、会社作りを行うというのが、会社設立にいたる経緯です。

BATON+の社名も、このような設立の考えに影響して名付けしました。
地域産業を次世代の若者にバトンをつないでいく、それも付加価値を付けて、という意味で「+」をつけました。

会社を起業した想いとしては、アドバイスだけで終わらせるのではなく、副業として浦幌と関係を持ち続けるために会社設立いたしました。

現在では、北海道でとれた木材を使って商品化した、カッティングボードなどの「Living in Tokachi」、古材風床材の「Co-zai」、コロナ禍の状態で在宅勤務での自宅の働く環境を考えた「Room+」があります。

●浦幌町で起業して良かったことは?
【小谷】:浦幌町の協力体制がしっかりあり、BATON+のことを理解してくれていることです。
町もBATON+のことを歓迎し気にかけてくれていて、メンバーにとっても第二の故郷のように感じています。
良いとこだらけです。

●東京(大阪)と浦幌町で苦労したことはありますか?
【小谷】:会社設立から3年のつきあいなので、それぞれの理解は深まっています。
ただ、全員が副業で仕事に関わっているのと、製造は浦幌、営業・マーケティング・広報は東京・大阪になるので、事業を進める上で相互理解をもっと深めたほうがいい部分は出てきています。

●BATON+の商品展示は?
【小谷】:基本的には、Yahoo!ショッピングで商品展開・販売しています。
また、浦幌町の廃校を活用したTOKOMURO Caféでも現物を展示販売しています。

●今後の展望は?
【小谷】:北海道でとれた木材で作った商品があることで、地域のおこさんに愛着を持ってもらったり、BATON+がもっと有名になることで、地域のおこさんが町に誇りをもてるようになると思うので、今後も頑張っていきたいです。

同じ「うらほろワークキャンプ」出身のフォレストデジタル 原田さんと一緒にYouTubeライブ配信で行いました。
25分と短い時間でしたが、BATON+の起業のストーリーや現状をお伝えできたのではないかと思います。
今後もこのような機会があれば、ホームページに情報アップしていきます。

カテゴリー: 会社

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